1月に読んだ本

中洋の歴史と文化
トロイア戦争シュリーマン
ロビンソン・クルーソー デフォー
蝿の王 ゴールディング
世にも美しい数学入門 藤原正彦
根を持つこと ヴェイユ
ヨブ記講演 内村鑑三
世界の中心で愛を叫んだけもの エリスン
心はどのように遺伝するか 安藤寿康

考古学と海難文学と数学、思想、聖書、SF、遺伝学。いつも通りこの読書範囲には趣味嗜好も必然性も読み取れない。自分の思考と心の移ろいを言語に翻訳し、他者にとって理解可能な形式に整える必要を感じる。
私は日常の振舞いと内面とを切り離しすぎていると思う。何重にもして守らざるをえないほど切迫した傷が内面にあるのかというとそんなことはない。ただ他人に対する欲求が希薄なのだ。
己の加害性に対する想像力を欠いた人間を仮想敵にしている気がする。
優しいねと軽々しく他人に言うけれど、私は優しさを何か重要な要素のように見積もることをしない。


考古学。中洋という言葉を初めて見たのだけれど、具体的にどの地域を指すのか未だに把握できていない。

1月映画記録

2016年1月

[観た映画]
ブリッジオブスパイ
母と暮らせば
杉原千畝
シンドバット
パディントン
白鯨との闘い
ザ・ウォーク

観たいという素直な欲求に駆り立てられて観たというよりは、空いた時間を埋めるための手頃な手段として手札を切ったのが内実である。今年も昨年同様、年50本をノルマとし、100本を目標値として自分に課すのだろう。だろう、と書くのはそれが自分で決めたことでありながら他人事のような心地になるほどに、そもそもの動機が今の私にとって遠い存在になっているからだ。一度考え直す必要を感じている。惰性は綺麗じゃない。
映画館で映画を鑑賞することの贅沢は映像への集中(耽溺)密度に尽きる。映画は眼だけで観るものではないのだということ。
何年かぶりに映画のお供にポップコーンを買って、つまんだ。ヒアルロン酸ジュレソーダなんてものまでつけた。美容健康に良いとの謳い文句。化学的な味。
ここに挙げたもののうち、「ブリッジオブスパイ」と「白鯨との闘い」はパンフレットを購入した。どちらも個人的に高評価。特に白鯨は鑑賞後触発されて海難ものの世界に浸かるべく海難文学を読み出すほど。『白鯨』『ロビンソン・クルーソー』『蝿の王』。『蝿の王』は話に聞いていたものの、さすが辛辣な内容で読後はしんどかった……。あとで『十五少年漂流記』『宝島』も読みたい。

中断。後にまた書き足すかもしれないし、そのままになるかもしれない。

古屋の漏り

毎日朝起きるのがつらい。今日は日曜日だったけれど、9時から4時間バイトに行った。

言葉遣いと手際がいい、ものすごく上達したね、と褒められた(やったね)

 

バイトから帰って家の扉を開けたら、外は晴れているというのに家の中で雨が降っていた。というか、盛大に雨漏りしていた。安い物件だからってこれはひどい。私の心も雨である。管理会社に電話してすぐ見に来てもらった。原因は上階の人の洗濯機の詰まりだそうだ……3時間後には雨漏りは止んでいた…

 

続きを読む

ブルーチーズは甘くない

言わずもがなこのブログはごく私的な覚書として作られたものである。鍵をかけないのは鍵をかける動機がとくになかったから。他人が読む可能性がゼロではないほうがいいだろうと感じる点はある。それは、あとで読み返しても意味を汲めるまともな文章が書くように心がけるだろうこと、または、(人は皆いつ死ぬかもわからないというのに!)書き残してはいけないようなことを記録しないだろうこと。

 

もう少し準備を整えられたらの話だけれど、ここを備忘録にしたいな、と今日ふと思った。

読書だけでなく、映画や音楽、それからたまには漫画のこととか、なんでもいい。手帳に残っている感想があまりに雑でその時の心境を解読できないことを、豊かな経験が指の隙間から零れ落ちていくかのように心もとなく感じ、もうすこし丁寧に記録する癖をつけたくなったのである。

今日少し読み進めたのは『タタール人の砂漠』と『帝国とナショナリズム』。私は基本的に背伸びして本を選ぶ癖がついているため、読み終えて感想を書こうとする局面で、必ず自分の語彙不足、知識不足、脳の欠陥、知性の敗北、人生の不条理を血涙流しながら呪う羽目になる。あとはリルケの『若き詩人への手紙』を再読した。

事典なので熟読にはならないけれど、『スパイス完全ガイド』をさらっと見た。カレーの研究ってわくわくするよね。この前は伊勢丹の地下へ赴いて生まれて初めて買ったラム肉を、血抜きしてカレーに入れた。

 

読書という行為は、目的の有無やその内容、あるいは環境条件に添って、複数のレベルに分けられる。我々の生・生活は時間的に有限であり、読む本の選択、及び読み方の選択といった、複数ある選択肢のなかからの優先順位の決定が肝要。そういったことを、暇な時間がなくなるにつけ強く思う。忙しい合間を縫っての読書は、暇なときの読書と「良くも悪くも」質が異なるのだ。なんでもかんでも手当たり次第に全て読んで、しかもその上、全てについてきっちり記録をつけなくては、と思い込むことほどあほらしいことはない。単にストレスになるだけだ。私は自分が読む本や読み方の吟味だけでも割と意識的にならないとできないし、また感想について書くのにも「なんとなく」ではいられない要素が結構多く、もうちょっと考えをまとめたいところである。

 

タイトルのブルーチーズですけど、ちょっと刺激的すぎないだろうか。昨日一口食べてボロボロ泣いた。蜂蜜をかけると口当たりが良くなるとのことだったので、早速今日KALDIで蜂蜜を買って帰ってきた。

食生活において大事なのは創意工夫ではなく集合知

 

名残の雪

4℃ 月齢18.72

 

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。『雪国』

 

今朝、私の住んでいるところでは、ばうばうと横殴りに雪が吹雪いた。

小粒の雪は一切積もらず、地面や肌に触れては溶け、あらゆるものをつめたくしてしまった。私も心の芯まで冷やした(もともとつめたかったけれど)。

通学路にトンネルがある。高校の頃『雪国』の情緒に触れて覚えた心の震えをこの歳の4月に連想するなんて、なんて妙な心地だろうと思い、そばにいる人に話した。さらっと流された。世間話らしい無関心を感じた。

 

長時間二足歩行したことの記録

4月3日 8.8km

  4日 8.04km

  5日 13.22km

  6日 12.66km

  7日 6.28km

  8日 9.36km

これは全て必要に応じて歩いただけなので、迷子でもないし散歩でもない、探検でもない。なのでスリルやときめきはさほどなく、味気ない。こんど体力と時間を作って、思い切り自由な心で、あてもなく歩きまわりたいな。

 

今のところ、思ったよりは呆気なくアルバイトをこなせている。書店バイトと迷って決めたのだけれど、書店に比べて重いものを持つ必要ないし、内容はまあ単調で、なにより時給が良い。大作を作る時の画材費用として貯蓄を進めるのにうってつけである。

 

新しく始めたこと:ワインとチーズの経験・知識を深める、ラム肉料理、鉄のフライパンを育てる

新しく始めてみたいこと:園芸(まずはハーブから)、独語

仕切りなおして取り組まないといけないこと:仏語、英語、歴史

一日も休んではいけないこと:画

 

とにかく先を読みつつバランス良く、フットワーク軽めに着実に積み重ねていきたい。

私達に許されているのはただ、日々を丁寧に暮らすことだけなのだろう。